藍染製品のお取り扱いについて
【“屋久鹿革藍染” 製品のお手入れ方法】
本製品は、野生獣の天然革です。タンニン鞣しの工程と藍染後の仕上げにオイルを染み込ませおります。オイルを染み込ませているので、しっとりとしなやかなで耐久性に優れた革となります。適切な手入れをしながら使いこむことで、革独自の反応をお楽しみながら末長くお使いいただけます。
本製品でこだわったのは天然灰汁発酵建による藍染。インド藍や合成藍などに比べて手間も時間もかかりますが、化学薬品を一切使わない本藍ならではの深みのある色味と経年変化の美しさが得られます。鹿児島で唯一の藍染師・神園が一枚一枚じっくりと時間をかけて染め上げました。
天然素材である本製品は、使いこむことで傷などのダメージを受けることがありますが、お手入れをすれば使い手になじむ独自の反応をみせてくれます。愛用すればするほど自分だけの魅了が増してきます。
■お手入れのタイミング
人の肌と同じく天然の革はかさついたり、艶やかだったりと常日頃変化しています。
日頃から製品に触れてみて、かさつきや艶がなくなったと感じたときがお手入れのタイミングです。
また、濡れた場合や傷ついたときにもお手入れが必要です。
■定期的なお手入れ「オイルメンテナンス」
メンテナンスも、人の肌のケアと同じくまずは汚れを落とし(クレンジング)、それから保湿します
- オイルを塗る前に、革表面のほこりや手垢をブラシや布でやさしく落としてから拭きあげます。
- 布にメンテナンスオイルを少量とり(※カードケースは、米粒ほどの量で充分です)革製品全体にオイル(クリーム)をなじませ、染みにならないように少しずつ塗布し薄く塗り広げてください。乾いた手で触れ、しっとりとした感触を軽く覚える程度です。
- 少し時間をおいてオイルやクリームが革に馴染んできたら、最後に柔らかくきれいな乾いた布で拭きあげれば、オイルメンテナンスは完了です。
■保管
お手入れが完了したら、ほこりや他の素材とくっつかないように布の袋に入れて、直射日光の当たらない風通しのよい場所で保管します。
保管用の袋は不織布の袋が最適です。ビニール袋などのプラスチック系素材は避けましょう。
カビなどが生えないように定期的に袋から取り出して、風通しの良い日陰に置いて革をリフレッシュさせましょう。